エコリンピック2005
〜キーワードは環境と循環の地域社会づくり〜
特別事業「エコリンピックin七日町2005」

開催日時:2005年9月11日(日)10時30分〜16時30分
開催場所:七日町ほっとなる広場公園(メイン会場)
1. BDF利用バスによる「一日パーク&ライド」運行実験
「パーク&ライド」とは、市街地の交通混雑緩和のため、車を郊外に駐車し、公共交通機関に乗り換えて市街地に入る方式で、排ガス抑制にも繋がり、環境にもやさしい手法です。今回、「パーク&ライド」そのものの啓蒙も兼ねた実験運行を行い、利用者アンケートやモニター調査を実施し、今後の展開を探りました。また、運行するバスには七日町の飲食店から出た廃食油をリサイクルし、環境に配慮したBDF燃料を使用しました。
2. こだわり産直市
生産者と消費者とがお互いに顔の見える関係を築いていくことは大切なことです。県内の農業高校が「食の安全」「地産地消」をテーマに取り組んでいる研究成果の発表や街中での販売体験を行いました。販売品が完売する盛況ぶりでした。
3. 出動!落書きなくし隊
街の環境美化活動の一環として、治安悪化や少年犯罪の温床にもなり得る落書きの一掃を目指し取り組みました。
4. レンタサイクルによる街中観光
環境にもやさしく、中心街の交通手段としても有効な自転車を活用し、中心街に数多く点在する史跡等を巡り、自転車と中心街の魅力再発見に繋げる試みを行いました。親子での利用を希望される方が多かったにもかかわらず、子ども用の自転車を用意できなかったため、利用する方が少なかった。
5. 街は僕らの美術館「子どもフラッグギャラリー」
人の循環と未来への輪づくりへ向け、子ども達が街との関わりを持つ機会を増やしたいと考え、地元小学校の児童が描いた絵をフラッグに変身させ、商店街の街路灯に設置しました。
6. 歩行者優先エリア「ゾーン20」啓蒙運動
ヨーロッパの中心街で取り入れられている歩行者優先エリア「ゾーン20」の意義や効果、「持続可能な商店街・地域づくり研究会」の活動や考え方を理解して頂けるよう、パネル展示と説明会を行いました。
7. 住民参加による「花いっぱい運動」
街の環境美化活動の一環として、街路花壇の植え替え作業を地域住民と商店街とが一緒に汗を流し、触れ合う機会を通じて、住民参加のまちづくりへ繋げていきたいと実施しました。また今回は、七日町の飲食店から出た生ゴミを堆肥化させた「エコ堆肥」を花壇に追肥しました。
8. リサイクル製品の即売会
粗大ゴミとして回収された放置自転車や不要家具、端切れなどを修理・加工したリサイクル製品を安価で販売し、またその活動を広く市民の方々に知って頂きたいと実施しました。リサイクル自転車は整理券を発行するほどの人気がありました。
9. 「路上禁煙マナーストリート」街頭キャラバン隊
2004年9月の運動スタート以来、着実にその効果が表れています。実施エリアの更なる拡大と、喫煙者のモラル向上を促す街頭啓発キャンペーンを実施しながら、併せて街路の清掃活動を行いました。当日は、市川昭男山形市長にもご参加頂くことができました。
10. 「新エネルギー(木質ペレット)」の紹介
製材工場から発生する端材などの未利用木質資源を原料として作られる新エネルギーが「木質ペレット」です。「木質ペレット」は、木材を粉砕し圧縮して固めたもので、燃焼しても有害な成分が発生しない、環境にやさしい燃料です。この「木質ペレット」を燃料とする「木質ペレットストーブ」の展示・実演を行いました。
11. 環境紙芝居を見てマイバッグを作ろう!
毎日の買い物にマイバッグを持参するという、ちょっとした行動が地球環境を良くすることに繋がります。子ども達が楽しい創作活動を通じて、環境に貢献できる実感を持ち、今後も関心を持ち続けてくれるようにと、自分で布バッグに自由な絵を描いて、オリジナルマイバッグを親子で一緒に作って頂きました。